２０１７年１０月２８日に私は名古屋にいた。「東海テレビ感謝祭２０１７ みんなのHALLOWEEN」の会場で雨の中、ボイメンのライブを見ていた。実はその１か月前、知り合いのプロデューサーから「北海道でＢＯＹＳ ＡＮＤ ＭＥＮの番組を作りたい」という依頼を受け、どんなグループなのかを視察しに行っていた。その時は彼らの事を全く知らなかったのだがライブを見て驚いた。「こ、この人たち……全然…アイドルじゃない！」。そう、あの時はその風貌から勝手なイメージでイケメンアイドルだと思っていた。彼らを初めてみた、そのライブでは歌の途中で裸になったり、熱々早食い競争したり、お得意のわちゃわちゃ感満載のステージだった。とにかく面白そうなグループで興味を持ち、一緒に仕事してみたいなと思った。でも「北海道でボイメンの番組を始めたい」と強く思ったきっかけは、その前日、視察に訪れた「ＢＭショップ」だった。そこでは東海テレビ感謝祭でボイメンＬＩＶＥがある前日という事もあり、ボイファミさんたちが大勢集まり「明日のＬＩＶＥいく？」「握手会はどうする？」「何時に会場に行くの？」「じゃ、明日会場で！」…などのやりとりをしていて、そこには年齢や職業は一切関係なく「推し」で繋がった仲間たちが楽しそうに会話をしていた。それを見て「そうか！こういう趣味があれば日常が楽しく輝くんだな」と思い「これが北海道にも広がったら素敵だな」と考え「北海道でボイメンの番組を作る意味」を見つけたのです。それはあさイチ風に言うと【人生が輝くヒケツ！“推しのいる生活”「推し活」】だったんだなと思いました。でも「どうして北海道なのに名古屋在住のグループを番組に起用してるの？」とよく聞かれる質問には説明するのが長くて面倒くさいから「あの人たち面白いんですよ。性格もメチャクチャ良いし。一度仕事したらみんな好きになっちゃう」と答えています（笑）。

※写真はボイメンＬＩＶＥの前に行われていたステージイベントを資料用に撮影した１枚